ボーイの給料は地域ごとの相場がある
ボーイは長く働くほど稼げる仕事ですが、地域によって時給の相場が異なります。
相場通りの時給で働くのが理想的ですが、それを下回るお店も少なくはありません。悪質なお店になると、薄給どころか実質マイナスになってしまう場合もあるのです。
もしお給料が安いと感じたら、辞めることも一つの選択肢になるでしょう。
お給料が約束通り払われていないケース
大半のお店は、面接を受ける際に明確な時給が提示されます。求人の掲載内容通りになるのが当たり前ですが、実はお給料を約束通り支払ってくれないところあるのです。
例えば、面接時に提示された時給が1,500円でも実際は1,300円だったりなど、最初の約束とは異なるケースが当てはまります。
このようなお店は経営がうまく行っていないか、ブラックキャバクラの可能性が高いでしょう。
そもそも、契約時の時給と実際の時給が異なる場合は労働基準法違反です。
悪質性の高いお店ですので、早めに辞めて他のお店へ移るのが好ましいでしょう。
異常に罰金等のペナルティ制度が多いケース
ナイトワーク業界は独自のルールがあり、罰金もその中の一つです。ナイトワークで罰金を取られる事は決して珍しくはありませんが、徴収されるのは遅刻・無断欠勤をした時か、風紀を乱した場合程度です。
キャバクラのボーイがそれ以外で罰金を取られるケースはめったにありません。
さて、罰金自体は一般的なルールであり、大半のお店が導入しています。しかし、罰金などの各種ペナルティが異様に多いお店や、金額が高すぎるお店には注意が必要でしょう。
このようなお店の場合、元々の売上が思わしくなく、罰金の徴収で経営が成り立っているパターンもあるのです。
逆に言えば、それだけ罰金を徴収されるリスクが高いことを意味します。お給料から罰金を差し引くと、手元に残る金額もごく僅かです。
最悪収支がマイナスになりますので、他店より罰金が多いなら早めに辞めましょう。
単純に基本給が低いケース
稼げないお店は、単にお給料が相場より低いだけの場合もありますが、こうしたケースには注意が必要です。
基本給が低いために昇給も望めず、仮にマネージャーなどの役職へ就いても基本給はほぼ変わらず、僅かに手当が付く程度のパターンも考えられます。
そしてこのようなお店は、何かミスをした時などはすぐに手当がカットされたり、減給されることも珍しくないのです。
基本給が低いお店の場合、当然ですが他店と比べて年収も少なくなります。
同等の役職・勤続年数でも、年収が100万単位で違ってくる場合もあるほどです。
基本給が相場より低い場合や、働いてもお給料が上がらないお店はいっそ辞め、他店へ移るのも検討すると良いでしょう。
上司や先輩がどれくらい貰っているかも参考に
ただ、長く働けば収入が一気に増えるお店もあれば、逆にほとんど増えないお店もあります。こうした事情から、一概に薄給とは言いづらいお店が多いのも実情です。
しかし、店長やマネージャーのお給料をチェックすれば、おおよその判断は付けられるのです。
可能なら、今働いているお店の上司・先輩にお給料を聞いてみましょう。
それを参考に、相場と比べて安いかどうか判断すればよいのです。キャバクラの場合、どのお店もボーイの時給やお給料は安いですが、マネージャークラスになると大きな違いが現れます。
もし上司のお給料が相場より安い場合、長く働いても昇給は望めません。長く働くだけ時間も無駄にしてしまいますから、特に稼ぎたい方は注意が必要ででしょう。
タイミングを見計らってお店を辞め、経験者を優遇してくれる求人を探すのがおすすめです。