どんな瞬間に向いていないと感じたか考えてみよう
ボーイ向きではない方も中にはいらっしゃいますが、ご自身でそう感じた場合は一度考えてみる必要があります。
なぜ向いていないのかを考えるだけでなく、どんな瞬間に感じたのかを思い起こしてみましょう。
そもそも、全面的にボーイ向きでないのか、それとも何らかの仕事中に無理だと感じたのでしょうか?これらは些細な違いに見えますが、実は大きな違いです。
ご自身がどうだったか、これまでを振り返ってみるのも良いでしょう。
仕事の中で1から10まで全て苦手だった人へ
ボーイの仕事全てに対して苦手意識を感じた方もいるのではないでしょうか?全てに苦手意識を持つケースは少ないものの、もし当てはまる方は、様々な要因が考えられます。
ご自身が悪いのではなく、周辺環境が合っていなかったり、そもそもナイトワーク向きでは無かった可能性もあるのです。
周辺環境が悪いのは、例えば人間関係が上手くいかない場合も当てはまります。ナイトワークは独特のルール・習慣があります。
そのような世界のため、コミュニケーションを取るのも一苦労でしょう。
仕事も慣れないと難しいですから、全てに苦手意識を持つのも仕方はありません。
また、ナイトワークは夜勤が基本です。ボーイの場合、夕方から深夜まで働くことになります。
このため体調を崩しやすく、夜型生活へシフトしないと続けるのは難しいのが実情です。昼の仕事と掛け持ちしている方はもちろん、夜勤経験が無い方も体力的に辛いのではないでしょうか?
体調に異変をきたすことも珍しくありませんし、それが影響して辞める方もいます。
このため、元々夜勤慣れしていないか、夜型生活に向いていないと、ボーイの仕事を続けるのも難しいと言えます。
生活を変えることも必要ですが、体調面への影響を考慮した場合、辞めるのも一つの選択肢でしょう。
仕事の中で1つでも好きな作業があった人へ
もしボーイの仕事の中で、1つでも好きなものがあった場合、あなたはボーイとしての素質が十分にあります。
ボーイの仕事は多岐にわたりますが、最初から全てをこなせる人はいませんし、マネージャー・店長ですら苦手意識を持つ作業は存在します。
そのため、1つでも得意な仕事があるならば十分ボーイとしてやっていけるのです。
辞めるのは非常に勿体無いですから、前向きに続けることを検討しましょう。
確かに他の作業を克服しないといけませんが、まずは1つの長所を伸ばしていきましょう。
苦手な部分は後で克服すれば問題ありません。1つを完璧にこなせるようになったら、次に取り掛かれば良いのです。
やる気があれば後々にも繋がります。それが認められて昇給・昇進する場合もあるため、長所を伸ばし、お店での実績を作っていきましょう。
人間関係でつまづいてしまった場合は
先述の通り、ナイトワークは独特ですから、人間関係で悩むことも珍しくありません。
ただ、その原因は複雑です。単にスタッフと気が合わない場合もあれば、ミスの積み重ねや関係悪化による悪循環など、複合的な要因が影響しているパターンもあります。
原因を探るのは非常に難しいと言わざるを得ません。
しかし、1人で悩むことだけは避けましょう。誰か信頼できる人物に相談するのがおすすめです。
もし人間関係が原因で精神面に影響が出ているなら、病院(心療内科・精神科)へ行くことも検討しましょう。
悪循環が積み重なり、躁うつ・うつ病の兆候が見られることも考えられます。いずれにせよ、キャバクラの人間関係は悩みがちな問題です。ご自身で抱え込まず、解決のための糸口を探ることを意識しましょう。